- 洋楽
electric金縛り GORILLAZのセカンドっぽいものがかかりながら、アタマ、頭蓋骨がねじ切れるような砕けるような感じがした。異常な力でミシミシと骨がきしむ音が聞こえた。両手・腕は動かない。身体のほかの部分は動くのかもしれないが頭の後ろに当てられたこの腕・手を引き抜かなければならない。頭は上がらない。身体をひねることも出来ない。普段なら勢いに任せて強引にいくところだが、両手が磁力か電気を帯びているようで、アタマのねじ切れ具合・破裂具合に甚大な影響を与えかねないので、慎重に外科医がオペに当たるときのような心境で脳細胞を傷つけないようにアタマからまず右手を引き抜いた。 GORILLAZが鳴り止んだので、次いで左手を処置しようと思ったのだが、見当たらない。頭の中にはなかったのだ。左手はずっと腰の脇で硬直していた。