今、クラシックを聴くにあたって、カラヤンとかバーンスタインとかアシュケナージやカルロス・クライバーだとかラファエル・クーベリックだとかの名演を聴きたいと思う「本格志向」があって、
オペラなどの歌ものやオムニバス形式の入門者向けの盤、売らんかなっぽい若手演奏家のCD(売らんかなっぽくない作品もたくさんある)などを遠ざけたい気持ちが働くのであるが、
フィリッパ・ジョルダーノの3rdは傑作。
ほんとはもっと交響曲とかがっつりしたオーケストラのものが欲しいんだけど、とりあえず3rdは買っておかなくちゃ、だったんで期待値は宮本笑里とどっこい。
1stと2nd持ってるから3rdも買ってやったという以上のことはなく、フィリッパ・ジョルダーノは「フィリッパ・ジョルダーノ(1st)」1枚持ってればいいという結果に終わることを聴く前から確信していた。決め付けていた。クラシック系はSACDのみにしたいという思惑もあって、しょうことなしに買った普通のCD。

1st以上のインパクト。01のAVE MARIAから11のO SOLE MIOまでは完璧な展開。残り5曲はオリジナル曲だがこれは別アルバムでもよかったのではないか。

プリマドンナ

  • アーティスト: フィリッパ・ジョルダーノ
  • 出版社/メーカー: エイベックス・カーサ
  • 発売日: 2005/11/02
  • メディア: CD