アルゲリッチの後、ちょっとカティア・ブニアティシヴィリを聴いて、それからカティアのCDを何枚か岸辺露伴の上に避けたら、これが出てきた。開封済みだったので1回は聴いている。聴いた記憶がある。そのときはまあこんなもんかと思った。想定の範囲内というか衝撃は受けなかった。

リベンジの機会を与えることにした。

ジャズ・ピアノとクラシックの融合ということで、そういう場合によくある感じにまとまっちゃってる印象で、つまらなくて失望した記憶が蘇ってきた。が、今回はその記憶とは微妙にずれていて、そのぶん新鮮。なんか心地いいぞ。まあ単純に音が良い。素っ頓狂奇天烈な現代音楽とかではないので、うまくハマればとことん心地いい。