自殺について [雑感]
自殺の衝撃
私は冷たい人間です。
誰が自殺しても、ああそう、ですましてしまえる自信、というか、そのような予想があります。
まあ、死にたくて死んだんだからよかったんじゃないか。と醒めた目で事態を受け止めることでしょう(自殺の八割から九割はうつ病などの精神疾患のためであり、この見方は実は間違っているのですが)。泣いたり、嗚咽したり、慟哭したり、号泣したりしない。
それでもやっぱり悲しいかもしれません。
それはじわじわと私を侵食してゆくのかもしれない。
私の予想される冷たさはただ気丈に振舞っていただけだったということがそのときわかるのかもしれない。
その人と過ごした時間が無限に懐かしく思い出されて、たまらなくなるに違いありません。
これを「無念」というのでしょう。
私はASD(急性ストレス障害)よりもPTSD(心的外傷後ストレス症候群)タイプなのでしょう。
私でさえ、大切な人を自殺で失ったら、一日中泣き通しに泣いて一生心に喪章をつけて生きてゆくのですから、優しい皆様の悲しみは想像するに余りあります。
最近すごくいい本を読みました。
自殺の危機とカウンセリング―自殺念慮への対応とディブリーフィング
- 作者: 下園 壮太
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
有名大型書店に一冊くらいはあると思います。ぜひ手にとって見てください。
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