激賞 [洋楽]
1曲目2曲目と聴いていくと悪くはないのだが、凄くよいわけでもない。
人畜無害なヴォーカルに特徴のないサウンド。
そういう印象で、大したことないバンド
冴えないアルバムだと思ってしまう。
押しが弱いのだ。
悪くはない。悪いところはないのだが、いまひとつ迫力に欠ける。ワンフレーズで胸が張り裂けそうな、魂を拉しさってしまうような強烈なサビもない。灰色のヴォーカルに白っぽいサウンド。どことなく温かみはあるのだがそれは北国の春のような、雪と氷の世界の微かな芽吹きのような頼りないもので、
人畜無害なヴォーカルに特徴のないサウンド。
そういう印象で、大したことないバンド
冴えないアルバムだと思ってしまう。
押しが弱いのだ。
悪くはない。悪いところはないのだが、いまひとつ迫力に欠ける。ワンフレーズで胸が張り裂けそうな、魂を拉しさってしまうような強烈なサビもない。灰色のヴォーカルに白っぽいサウンド。どことなく温かみはあるのだがそれは北国の春のような、雪と氷の世界の微かな芽吹きのような頼りないもので、
とにかくインパクトがない。
それがロングヴューとの出会いのスタンダードな光景ではないか?
なにか即効性のある音楽を聴きたかったときなどは2曲目の途中でサヨナラすること請け合いのアルバムである。
しかしアイロンでもかけながら5曲目くらいまでくると、この押しの弱さがいいのだ、と気付く。
1曲目も2曲目も3も4も全て素晴らしかったのだ。
控えめのサウンドも劇的な転調はないかわりに少しずつだが確実に心に沁みこんで来る、やさしさに包まれている。現在進行形の勢いはなくとも、全てが淡い光に照らされた回想シーンのよう。
ここからずっと遠く。まさにロングヴュー。
美しい。そしてもう私を捉えて放さない。
最高傑作度4
つぼにはまったときは7
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