ひらがなかわいい [雑感リローデッド]
愛されなかった時どう生きるか 甘えと劣等感の心理学 PHP文庫
- 作者: 加藤 諦三
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/11/14
- メディア: Kindle版
どっちかだと思うんだけど、下記の文章を読んでいて急にツボった。
「この人生には重要なことと取るに足りないこととがある。だいたい、悩んでいる人は、取るに足りないことばかり考えている。取るに足りないことを重要なことととる。そして、取るに足りないことを悩んでいるうちに、それを自分のなかでどんどん重大なことにしてしまう。」
うん、まあ、一見どうってことない、強いて言えば説教臭い繰り言の多い文章である。一見どころか百見してもどうってことない。深く刺さるメッセージは他のページにある。
何がツボったのか説明すると野暮だがしないことには話が進まないのですると「ことととる」である。
なんか可愛いと思ってしまった。
「取るに足りないことを重要なことととる」
「取る」に足りないと書いていたのにことと「とる」ではひらがな。
わざとだろうか?
「こととと」っていうのがユーモラスで躍動感とまではいかないけれど楽し気な運動性がある。それをかわいらしい「る」が受ける。
ことととる
すげーかわいい。だれかゆるキャラ化してくれ。
今スマホとkindlePaperWhiteとFIRE(とPC)でそれぞれ別の電子書籍(PCでは主に漫画)を読んでるんだけど、ちょっと前まではkindlePaperWhiteでは、
を読んでたから加藤諦三が2冊同時ってことはなかったのに、今そうなっちゃっててなんかぐちゃぐちゃになる。
そんで「ことととる」に意味もなくツボる。
内容のほうはイソップ童話とかのたとえ話が恣意的でちょっといまいちかなと思ってたけど「お母さんの木」を見つけなさいとかぶっ飛び諦三節が出てきてわりとアガってきた。まだ読み途中。
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