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そうだ、ブランキーを聴こう [邦楽F]

「警察が来た時、僕はまだ右手に目玉を持っていた……」

っていう書き出しの小説があったらカッケーな、と思ってる俺はケツの青い最新型のピストルかもしれない。

意味不明。

「ケツの青い」まで書いたら勝手にピストルになった。枕詞みたいなものだ。

原典は「メロンソーダとチリドッグ そいつがあれば生きて行けると思ってるオレはケツの青い最新型のピストル」だからピストルの枕詞はメロンソーダとチリドッグまで遡るかもしれない。

ブランキーを聴きたい。

こういうふうに血肉と化してる歌詞もあれば、徐々に怪しくなってきてる奴もある気がする。

ブランキーを聴いていないからだ。

もはや実際に聴く必要がないほど内在化して脳内カラオケで100点取れるほどなのは、「Bang! 指でピストル 口で発射音 おまえの頭 今 吹き飛ばしたもうおしまいだぜ 俺の愛するかわいいお前よ さよならさ」を筆頭に十何曲かはあるが、ほとんどは印象的なフレーズしか覚えてなかったり、それすら薄れてきてることに恐怖すら覚える。

ダ・カーポⅡだったか、Ⅲだったかで(あ、Ⅱのセカンドシーズンか)、音姫が存在が薄れてゆく主人公に向かって「弟くんのこと忘れたくないよう」って号泣するシーンがあったけど、なんかそんな感じで慄然とした。

変化を受け入れられない。俺の細胞に流れ込んだブランキーが薄れてゆくのは耐え難いじゃん。

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