「中学生 自殺」とかで検索してこられても、いじめ問題に一家言持っているわけではないので、どうしようもない。

ダミア

• アーティスト: ダミア
• 出版社/メーカー: 東芝EMI
• 発売日: 1998/01/28
• メディア: CD

 

この５９分５６秒は長いな。

昔、感傷を振り払った鉄の男だったのに（中学生の頃）、

今、涙もろくなっているかもしれないと思い、

シャンソンなんか聴いたら自殺したくなるかもしれんと、

期待に胸ときめかせて聴いてみた。

 

なんか昔の、本当に昔の録音、という感じしかしなかった。

 

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関係ないけど、バイロン

 

私は世を愛さなかった

　　　　　　　１

 

　私は世を愛さなかった、世もまた私を―
　彼らの臭い呼吸（いき）の前に諂（へつら）ったこともなく
　彼らの偶像の前に、恭々しく膝を屈したこともなく
　心にない笑いを頬に浮かべもしなかった。
　うつろな木魂を崇めて、高らかに叫んだこともなく
　人群れの中にありながら、その仲間とは扱われなかった。
　彼らと交わりながら、ただひとり立ち
　屍衣のように、人と異なる思想を身にまとった
　今もなお、というべくは、あまりに心屈して汚れたのだが―。

 

　　　　　　　２

 

　私は世を愛さなかった、世もまた私を―
　所詮、敵ならばいさぎよく袂を別とう
　だが私は信じたい、彼らには裏切られたが
　真実（まこと）ある言葉、欺きえぬ希望があり
　めぐみ深く、過失（あやまち）の穽（あな）をつくらぬ美徳があると
　また、人の悲しみを心から悲しむものもおり
　一人か二人かは、外観と変らぬものもあり
　善とは名ばかりではなく、幸福とは夢でない、と。

 

 

　　小沢書店　世界詩人選04　バイロン詩集　 　阿部 知二　訳　より