いざ手に入れてみるとヘッドバンド式に比べて、こんなちっぽけなもの、という気持ちがある [オーディオ]
部屋の片付けは第一段階の区切りがついただけだがかなり気分もすっきりした。そこで暑さに負けず銀行に金をおろしにいき、銀行の涼しいこと涼しいこと、おろしたその足で大型書店へ、まだ平積みになっているちくま&ちくま学芸文庫の新刊を買いに走る。なぜ走ったのかは自分でもわからない。電車に乗り遅れそうだったからというのが現実主義者の考えそうなことだが、私を超えた大いなるなにものかが根源的衝動を喚起し生命の躍動の爆発を現成したのだと言っておこう、とかそういうようなことが書きたい。できるだけさらりと。どうでもいいんで。
『薔薇物語』(上・下)、木村敏『分裂病と他者』、イタロ・カルヴィーノ『魔法の庭』
これだけで5481円。
今月のヘッドホン購入計画は頓挫した。
と、誰もがそう思った瞬間だった。
しかし何故かしぶとく足はビックカメラへ。
今月狙っていたのは型番がかっこいいMDR-Z900HDやCD900ST、パイオニアのSE-MONITOR10Rなどである。いずれも1万円以上する品だ。今月のオーディオ資金はもう1万円しか残っていない。
結果、MDR-EX90SLを買った。
インナーイヤーだったらオーディオテクニカのATH-CM700Tiを狙っていたのだが、本命はオーバーヘッド型なのでこだわらず、ちょうど手持ちの資金で買える安いほうにした。
まだ聴いてない。
本革キャリングケースが付属しているが巻き方によってプラグが出っ張ったりして、ボタンが閉じられないほどではないけど、どうにもすっきりしない。15分くらいぐるぐるまきまきやって、どうにかピタッと綺麗に収納できた。
ので今日はそのまましまっておく。
買ったけど読んでない本や、買ったけど聴いてないCD、買ったけど観てないDVDというのはあるが、買ったけど使ってないヘッドホンがごろごろするようになったら人生を見つめなおしたほうがいい。
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