MDR-F1 だだ漏れ [オーディオ]
今日はアタマ日記をまだ書いていないので、アタマ日記に書きたいことをアタマ日記に書くようなつもりでここに直に書く。
音漏れ選手権No.1
MDR-F1から漏れるRie fuの歌は最高だ。
安手の高揚感とは無縁の温かみに満ちた音。
ヘッドホンスタンドがないから、国語辞典と仏教辞典を立てて、それにかぶせたMDR-F1から漏れる彼女の声に静かに耳を傾ける。心洗われるよう。
まるで暖炉の前に憩う幸せな詩人になったような気持ちさ。
もちろん耳にかぶせてもいい。
F1という型番から予想されるイメージとは裏腹に上品でおとなしい音。
もう一つの試聴ディスクであるHOWLING(黒の契約者OP)も聴いたがやはり低音の出は今ひとつか。Z700DJとはくらぶべくもない。遠くで鳴っている感じ。実際耳から離れているし。
なんかアタマ日記っぽくないな。
次に新たな試聴ディスクとなったドヴォルザーク(チェロ協奏曲ロ短調Op.104,B.191)を聴く。
やはり音は遠くで鳴っている。
昨日で懲りたのであまり音量は上げたくないので、しばらくこのままで聴いてみる。
SA1000の大迫力、全身に歓喜の波が押し寄せたあの熱狂は望むべくもない。
しかし、これは、コンサートホールで聴いている音に一番近い。まんなかちょい後ろのほう。ボリュームによって前後に移動するのかも?
圧倒されるような非日常的な音ではないが、うっとりと引き込まれる、非常に美しい演奏。
「ヘッドホンでガンガン音楽聴いてるぜー、イエーイ!」感は全くない。落ち着いて音楽を楽しめるヘッドホン。野鳥の声とかもいいかもしんない。
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 1997/09/10
- メディア: エレクトロニクス
- とりあえずソニーを制覇してからAKGやゼンハイザー、ULTRAZONE、STAXなどを渉猟していくつもり。なんだが来年はSA5000以外ひとつもヘッドホンを買えない年になりそうなので、ソニーに魂を売りっぱなしな感じである。売りっぱなしのほうが経済的でいいんだけど。
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