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ルシファーとは? [雑感リローデッド]


バグダッドの秘密 (クリスティー文庫)

バグダッドの秘密 (クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/08/01
  • メディア: Kindle版

死への旅 を先に読んでいたので、ああまたかと思った。

死への旅のほうが後っぽい。

おんなじような陰謀。

死への旅は秘密の施設まで行ってるからバグダッド~で書けなかったことまで踏み込んだのかな?

そんな大層なネタでもないと思うけど。

B級スリラーを一本拵えるのに設定を流用しただけかもしれない。

まあどうでもいい。

主人公が何かを思い出しかけたんだけどどうしても思い出せないとか、違和感の正体がわからないとか、あのときちょうど邪魔が入ったんだけど何を言いかけてたんだっけ? とかの謎の引っ張り方が好きではない。

バビロンの王がどうたらっていうのは兵どもが夢の跡的なノスタルジックな感じでとてもよい。無駄に間延びしたどうでもいい小旅行と例によって油断してたけど実に示唆的だった。

凄い行き当たりばったりで考えるのが面倒くさいというかアホらしくなったけど楽しめなくはなかった。

敵の首魁がぜんぜんルシファールシファーしてなかったのが残念。表向きはどうでも、正体あらわしてからは悪の帝王の素顔を見せてほしかったけど、ただのイカレ……


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