「ほぼほぼ」はほぼ大丈夫じゃない時に使う(個人の使用法です)。 [雑感リローデッド]
「させていただく」の使い方 日本語と敬語のゆくえ (角川新書)
- 作者: 椎名 美智
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2022/01/08
- メディア: Kindle版
「ほぼほぼ」「いまいま」?!~クイズ おかしな日本語~ (光文社新書)
- 作者: 野口 恵子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: Kindle版
バカ丁寧化する日本語~敬語コミュニケーションの行方~ (光文社新書)
- 作者: 野口 恵子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/12/20
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最近読んだ敬語とかもっと広く日本語表現全般とかの本。
けっこういろんな本を読んでるけど、あいまあいまにさーっと楽しく読んだ。
なんかこれ一冊読めばOKっていう分厚い専門書とかそれに準ずるようなお堅い本をじっくりしっかり熟読して頭に叩き込むよりも、こういった軽めの、しかし決して不真面目でも、内容が怪しかったりもしないでそれでいてまあまあ読ませてくれる本を楽しく何冊も読むほうが学習効果が高いように感じる。
まあ本気で勉強しようと思ったら分厚い専門書を手に取って挫折するんだろうけど。
軽めの日本語敬語読本の良書は、一冊読んだだけでは「読みやすかったな~」とか「まあまあ面白かったな」とかで終わってしまうけど、何冊か類書を読むことで実践的な知識のほうも脳に刻み込まれる。同じ本を繰り返し読むのは苦痛になりがちだけど、類書の場合は何故かそれが快感になる。
「こういう変な敬語あるよね~」っていうあるある共感とか、そういう表現の分析が勢い日本語コミュニケーション論になったりする様にちょっとした知的好奇心をくすぐられて自分でもいろいろ考えたりするのが楽しいこととか、単純にテクストの快楽っていうか読む悦びとかもろもろがあって次々に類書を読みたくなった。
一冊しか読みたくない人にどれか一冊だけ挙げるとしたらクイズ形式の「ほぼほぼ」でいいと思う。
ちなみに、ほぼほぼって表現はほぼの強調表現でほぼが99%だったら、ほぼほぼは99.99%って感じなのかな?
「大丈夫大丈夫、ほぼほぼ頭ん中にイメージは出来てるから」とか言われてもまだ影も形もないし、しかもイメージだけってニコラ・テスラじゃあるまいし後はそのまま具現化すればいいって話じゃないよね? あえて0か100かで言ったら
進捗度は0のほうに近いよね?
って言われそうな使い方しかしたことないなあ。
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