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完全ガイドの55話と56話が入れ替わってる その2 [雑感リローデッド]


『名探偵ポワロ』完全ガイド (星海社 e-SHINSHO)

『名探偵ポワロ』完全ガイド (星海社 e-SHINSHO)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/01/29
  • メディア: Kindle版

いまBSで水曜にやってるのを1話観たらその話の分、解説を読むようにしているのだけど、先週分のオリエント急行で気になる記述があった。

と、その前にこの本ではオリエント急行が65話になってるけど、これは間違い。


今週放送される「複数の時計」がこの本では62話になっていて、本来の62話から64話までが一つずつずれて63~65話になっている。完全ガイドのくせにどうしてそういうことが起こるのかわからない。

2度目なので正直あまり気にしなくなった。


そういうわけで、この完全ガイドの完全度には既に不審の念を抱いているので、気になる記述が出てきた。

悪党が「上辺の祈りを捧げる」とあるのだけど、この「上辺の」はひょっとして「神への」の誤変換ではないか?

私の環境では「かみへの」って入力しても「上辺の」には変換されないし、「上辺の」でも意味は通じる。一概に間違いとも言い切れないが少々違和感がある。

「上辺の」ってことは「偽りの」とか「口先だけの」みたいなニュアンスだと思うんだけど、この悪党ラチェットは個室で一人で祈っているので、第三者に自分の改心を印象付けようとしているわけではないし、一神教の全知全能の神を欺けると思っているとも考えにくい。

我が身可愛さの神頼みであって敬虔なカトリック教徒の祈りとは比ぶべくもないことはそうだろうが、保身のためとはいえ真実、神に縋っているのでその気持ちに嘘偽りはないだろう。



以下引用 該当段落全文


◉ドラマ版の新ラチェット解釈─日本で最も詳しくこのドラマの考察を行うサイト〝「名探偵ポワロ」データベース〟(http://www5f.biglobe.ne.jp/~hokotate/poirot/)では、ドラマ版は「ラチェットがオリエント急行に乗った理由」を「カトリックのゆるしの秘跡による免罪」と英語の台詞から考察しました。「ゆるしの秘跡」は「洗礼」「結婚」などのキリスト教の秘跡に該当し、罪を悔い改めて告白して償い、司教・司祭の許しを得るものです。 同サイトは新描写として①ラチェットが許しを得ようとしていること、②その償いのために金を返そうとしていること、③「神はわたしのことを、守ってくれる銃なんだ」と銃と同列に身を守る手段として神に頼ること、④敬虔なカトリックのポワロと重なる形で上辺の祈りを捧げることなどを挙げました。さらに「ラチェットの告解=神による罪からの許しという手続きの不完全さ」を許さないことも、犯人の動機として解説しています。ドラマ視聴後に是非、同サイトの徹底考察をご一読ください。



……なんか違和感は有れどポワロとの対比という意味で「上辺の」でいい気もしてきた。


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