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「孤独のするめ、あ、間違えた」っていうタイトルを思いついた [雑感リローデッド]


傷つきやすくて困った人 (イースト新書)

傷つきやすくて困った人 (イースト新書)

  • 作者: 榎本博明
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2017/03/03
  • メディア: Kindle版

あまり期待しないで、さーっと読んだがまあまあ面白かった。

Kindleアンリミテッド無料。

めんどくさい奴らの事例がそれなりに豊富でこういうあるあるネタは面白いんだけど、その分析はやや浅い感じもする。

社会的な背景とかはまあまあ納得。ストレス社会でみんな疲弊してて感情反応しがち、まあわかる。叱られるとすぐ傷ついてしまう人は甘やかされて育って云々。これはそんな単純な話か?

叱られた経験の少ない甘ちゃんが増えてるのかもしれないけど、ストレス抱えた親に理不尽な育て方されてきた若者のほうが多い気もする。そういうことは言及されてない。

まあでもいろんなことを考えるきっかけに出来た。

思うに、超一流しか認めないというのは損なことだ。

この本にしても、ちょっと一冊か二冊ベストセラーが出たかどうかのチンケな心理学者風情の書いたくだらんタイトルのくだらん本という意識があったら、まったく学びを得られないところだった。


自分をスーパーヒーローと見做す誇大妄想にまでは至らないまでも行き過ぎた主人公意識があると、無意識のうちに周囲をモブキャラ扱いしているし赤の他人に関してはエキストラ扱いで通行の邪魔くらいにしか感じてない時があるのではないか。そんなことを思った。

この本には書かれてないが、上司や先輩と言えどモブキャラに注意されたらイラっとくるのは当然だろう。

中学生の頃、塾の年配の講師がやたら人生訓を垂れてきてイラついた。

たかが場末の学習塾のしがないうらぶれた一講師に過ぎない人生の敗残者の分際で、精神的貴族であるこの俺様に偉そうに人生の先輩ぶって余計な講釈を垂れるんじゃあねーよ。てめえは粛々と講義を進めるだけでいいんだよ。

などと見下していい気になっていた。

まああんまり本気でそう思っていたわけではない。

精神的貴族ごっこでイラつきを大袈裟に言語化して面白がっていた。

でもまあ〇ソ生意気なガキだったことは間違いない。

孤独だった。


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