野球の話 その3 [帰ってきた「ああめんどくせー」]
わかりやすい攻撃貢献度
打点は本塁打を除いて、出塁してくれた選手、俊足を飛ばしてくれたとか、チャンスを広げてくれたとか、そういう選手たちや相手のミスなんかのおかげを被っているし、得点は逆に塁に出た自分を本塁に還してくれた選手たちや相手のミスなんかのおかげであって自分ひとりの手柄ではないので、ざっくりいって貢献度半分として、打点と得点を足して2で割った数字が打者としての攻撃貢献度としたい。
もちろん盗塁や送りバントとか、ファールで粘って相手に球数投げさせるとか、相手投手のベストボールのウイニングショットを打ち砕いて精神的にダメージを与えるとか、走るそぶりで盗塁を警戒させて神経すり減らすとかいろいろ実に様々な攻撃貢献があるけれども、まあそういうのはプロの年俸査定とか玄人ファンがわかっていればよろしい。
単純に打点と得点を足して2で割ったものを攻撃貢献度ととりあえず定義したい。
この攻撃貢献度と昨日の話で出た「拙守で本来なら奪われずに済んだはずの失点」やら「好守で奪われずに済んだ失点」やらを勘案した守備貢献度(好守で防いだ失点ー拙守で与えた失点)を足した数を単純な貢献度として可視化したい。
3割30本100打点100得点とかで攻撃貢献度100だけど守備貢献度がマイナス50だったら貢献度は50。
2割5分15本50打点50得点とかで守備貢献度の収支がトントンの選手と貢献度が変わらないことになる。
まあホームラン15本はけっこうまあまあ立派かもしれないけど攻撃貢献度50だったらレギュラーとしてそれなりに試合に出続けていればそんなに凄い数字でもない。そんな奴と同レベルということが可視化される。
いやまあ3割30本100打点が打線の中心にドンと構えてるか構えてないかで相手バッテリーへのプレッシャーは計り知れない違いがあるだろうから使わざるを得ないかも知んないけど、それにしても守備貢献度ー50は話になんない。
「自分はショートにこだわりがあって守備からリズムを作っていくタイプ」とかのたまっても「寝言は寝て言え」ということんなってレフトとかファーストとかにコンバートされるだろう。レフトファーストがどうでもいいわけではないがなんとか守備貢献度がー15くらいで済んでくれないとピッチャーはやる気なくして早く移籍したがるしチームの得失点収支が悲惨なことになりかねない。
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